2022/08/26
嘔吐がひどい時には
お子様が寝ている姿勢で吐いた時は、吐いた物が器官に詰まらないように、顔を横に向けてあげましょう。
いつ吐くかわからない場合は上体を少し高くして寝かせ、顔を横にして寝かせてあげましょう。
衣類はゆるめ、胸やお腹を楽にして安静にさせてあげてください。
うがいができる年齢のお子様では、嘔吐後に口をゆすがせてあげてください。
下痢がひどい時には
下痢を繰り返しているお子様のおしりは、すぐに赤くなり荒れてしまいます。
おしり拭きで便を丁寧に拭きすぎると、反対におしりの荒れがひどくなる場合もあるため、シャワーで洗い流すことをお勧めします。
下痢などの異常な便は受診の際に持参してください。
画像でもよいですが、持参の便があれば検査も可能です。
下痢・嘔吐時の水分や食事の取り方
初期の、吐き気が強い時は何も与えないようにしましょう。
吐いた後、30~1時間ほどは何も与えないようにし、おなかを休ませてあげることが大切です。
吐き気がおさまったら、少しずつ水分(お茶や経口補水液)から与えてみてください。
スプーン1杯程度からはじめ、吐かないことを確認しながら5分ほどしてから少しずつ1回の水分量を増やしていきましょう。
受診のタイミング
- 何度も嘔吐があり、水分を与えても嘔吐を繰り返す場合
- 嘔吐物が黄色や緑色のとき
- 便に血が混ざるとき
- 時々激しく泣くとき
(普段と様子が違う、または繰り返している) - 嘔吐に加えて下痢の回数も多いとき
- 発熱や頭痛を伴うとき
下痢の時の食事のススメ
食品の選び方
「消化の良いもの」とは、胃腸に優しい食べ物です。
便より柔らかい食事形態にしてあげましょう。
穀類 |
おかゆ 軟飯 うどん じゃがいも |
肉魚 |
脂肪の少ない肉(ささみ・皮なし若鶏・赤身の牛肉) |
豆類 | とうふ |
卵 | 加熱調理したもの |
野菜 | やわらかく煮た野菜 にんじんスープ(すりおろし) |
果物 | りんご 果物の缶詰 |
その他 | ヨーグルト など(食べすぎ注意) |
避けたい食べ物
- 繊維の多すぎるもの(きのこ・海藻)
- 多量の果物(みかんなどの柑橘系など)
- イオン飲料
- 冷たいもの(アイスクリーム・ジュース)
- 辛いもの
- 味の濃いもの