もりのぶ小児科|新宿区西五軒町の小児科

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嘔吐がひどい時には


お子様が寝ている姿勢で吐いた時は、吐いた物が器官に詰まらないように、顔を横に向けてあげましょう。
いつ吐くかわからない場合は上体を少し高くして寝かせ、顔を横にして寝かせてあげましょう。

衣類はゆるめ、胸やお腹を楽にして安静にさせてあげてください。

うがいができる年齢のお子様では、嘔吐後に口をゆすがせてあげてください。

 

下痢がひどい時には


下痢を繰り返しているお子様のおしりは、すぐに赤くなり荒れてしまいます。

おしり拭きで便を丁寧に拭きすぎると、反対におしりの荒れがひどくなる場合もあるため、シャワーで洗い流すことをお勧めします。

下痢などの異常な便は受診の際に持参してください。
画像でもよいですが、持参の便があれば検査も可能です。

 

下痢・嘔吐時の水分や食事の取り方


初期の、吐き気が強い時は何も与えないようにしましょう。
吐いた後、30~1時間ほどは何も与えないようにし、おなかを休ませてあげることが大切です。

吐き気がおさまったら、少しずつ水分(お茶や経口補水液)から与えてみてください。
スプーン1杯程度からはじめ、吐かないことを確認しながら5分ほどしてから少しずつ1回の水分量を増やしていきましょう。

 

受診のタイミング

 

  • 何度も嘔吐があり、水分を与えても嘔吐を繰り返す場合

  • 嘔吐物が黄色や緑色のとき

  • 便に血が混ざるとき

  • 時々激しく泣くとき
    (普段と様子が違う、または繰り返している)

  • 嘔吐に加えて下痢の回数も多いとき

  • 発熱や頭痛を伴うとき


下痢の時の食事のススメ

食品の選び方

「消化の良いもの」とは、胃腸に優しい食べ物です。
便より柔らかい食事形態にしてあげましょう。

 

 穀類

 おかゆ 軟飯 うどん じゃがいも

 肉魚

 脂肪の少ない肉(ささみ・皮なし若鶏・赤身の牛肉)
 脂肪の少ない魚(たい・かれい・たら)

 豆類  とうふ
   加熱調理したもの
 野菜  やわらかく煮た野菜 にんじんスープ(すりおろし)
 果物  りんご 果物の缶詰
その他   ヨーグルト など(食べすぎ注意)

 

避けたい食べ物

  • 繊維の多すぎるもの(きのこ・海藻)

  • 多量の果物(みかんなどの柑橘系など)

  • イオン飲料

  • 冷たいもの(アイスクリーム・ジュース)

  • 辛いもの

  • 味の濃いもの